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アメリカの気球祭り「アルバカーキ バルーンフェスティバル」Albuquerque International Balloon Fiesta
世界にはたくさんのユニークなお祭りがあります。
ブラジル・リオのカーニバルやイタリアのオレンジ合戦祭り、スペインのトマト投げ祭り、スペインの牛追い祭り…
そして最近大人気なものがタイ・チェンマイのコムローイというランタンが空一面に舞うラプンツェルの世界のような美しいお祭りが日本人には人気でツアーなども出ています。
今挙げたお祭りの中で、コムローイなら自分たちのランタンを飛ばして、あとは見て楽しむことがメインなので観光客にもわりとハードルが低く気軽に参加できますが、他のはけっこうな覚悟が必要そうです。そしてテレビや写真で見るお祭りの光景は人混みも半端なくよほどの情熱がない限り行こうとは思わないのではないでしょうか。テレビの映像で十分!って思ってしまいそうですね。
タイのコムローイは最近人気で旅行会社もツアーを打ち出すほどなので、旅好きさんの間では行ったという人も多くなりつつあると思います。
ここでは、まだあまりメディア露出も少なく日本人では知らない人も多い有名なアメリカのお祭り「アルバカーキバルーンフェスティバル」の魅力や楽しみ方などを存分にご紹介します!
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目次
アルバカーキバルーンフェスティバルとは??
正式名称は「Albuquerque International Balloon Fiesta」。
インターナショナルと名前にあるように世界中からカラフルでオシャレな気球や動物やキャラクターの形のユニークな気球まで実にさまざまな気球(その数500超え)が集まる世界一の規模の気球のお祭りなのです!
これだけ多くのカラフルで個性的な気球を目の前で見られるのは本当に圧巻です!
日本でもこれより規模は小さいですがバルーンフェスティバルがありますが、観客エリアと気球のエリアは分かれていて立ち入り禁止になっているように見えます。安全を考慮してだとおもいますが日本らしいなと思います。
一方こちらアメリカの方は一切制限なし!すごく間近で気球を拝むことができるんです!
ゴッホもすごいインパクト!
牛さんは大きさがすごくていちばん目立っていました!
アルバカーキバルーンフェスティバルの歴史は長く1972年以降毎年続いており、一度も事故やトラブルなく安全なお祭りと自信と誇りを持っているようです。
公式サイト: http://www.balloonfiesta.com/
お祭りはいつあるの??どこでやるの??
年に一度のお祭りで毎年10月第一土曜日から9日間毎日開催しており、期間中とくに土日はイベントも多く、たくさんの人が訪れます。
その会場となるのがアメリカの中でも最も気球で有名な街、ニューメキシコ州アルバカーキ。
1年中気候、風が安定しており気球を飛ばす条件がとてもよくそろっているからだそうです。
計画は早め早めに!
このお祭り開催期間中は会場周辺のホテルやモーテルは値段が高騰し部屋もどんどん埋まっていき値段や場所を考えて宿を探そうとすると空室を探すのも一苦労。(筆者は1ヶ月前に探したのですが条件がいいところはすべて満室でなにかしら妥協してやっと見つけました。)
行く日が決まったらさっそく宿探しをしましょう。
宿選びのアドバイス
フェスティバルに行くなら早朝のプログラムは必見!渋滞回避の意味も込めて4:00AMにはホテルを出たいところです。渋滞のリスクも少ない会場付近の宿が断然オススメ!
会場近くの宿から4:00AMに出発すればまだ交通量も少なくスムーズです。
会場に着いたら…?!
カーナビを「Balloon Fiesta Park」に設定するとそのまま駐車場付近まで行けます。
会場の駐車場の雰囲気の写真です。実際はここ以外にもたくさんあります。この写真は私がとめた場所です。
広大なアメリカ!会場も広いです。
会場付近には駐車場に誘導してくれるスタッフの方がたくさんいるので、あとはその誘導に従って駐車場まで…という流れです。真っ暗な中にスタッフたちのライトが等間隔でピカピカしていてとってもきれいでした。
駐車までできたらあとは人の流れについていくと会場内に入れます。まだ真っ暗ですがたくさんスタッフやお客さんもたくさんいますし、ライティングが明るいので安心!
入り口前に長い列ができているのでそこに並び入場券(事前にウェブサイトで購入しチケットをプリントアウトしておく)を提示して入ります。
プログラムがスタートするのが6:00AMからなのでそれまでは自由です!
会場内はカラフルなテントがずらりと並びフード系の屋台からオリジナルグッズを売るお店、企業ブースなど充実していてそれらを見て回るだけでかなり楽しめます!
朝ごはんもここで食べられるので出発前に食べてこないようにしてくださいね♪開催年が入ったその年だけのフェスティバルオリジナルグッズも充実しているのでお土産や記念に買うのに最適!
芝生やベンチではすでに場所取りしてレジャーシート敷いてのんびりしている人たちもいますが、場所取りはしなくても大丈夫です。
日本のお花見や花火大会のように場所がなくて困ることはありません。プログラムが始まってもスペースたくさんあいていますし、どこから見てもキレイに見るので安心してください。
たくさんの人で賑わうフェスティバルですが人口密度はそこまででもなく、全体的にゆったり、でも賑やかで楽しい…平和な雰囲気です。
日本の音楽フェスや花火大会などのビッグイベントを想像すると、こういうイベントはとにかく人、ひと、ヒト…そしてどこも行列!!というイメージで疲れてしまいそうですが、このバルーンフェスティバルは確かに人混みですが、広さが勝っているからかそこまで人混みを感じないですみます。人混みが苦手な人にもハードルが低いビッグイベントなんですよ!
これは絶対見るべき!必見プログラム
①Dawn Patrol Show
朝いちばんのパトロールフライト。数機の気球がその日の飛行予報を兼ねて風向きや強さなどをチェックするためにフライトするというもの。まだ陽が昇る前の空に光る気球がランタンのようでとってもきれいです。暗い空に気球が浮かぶ光景は見られることがないので、このプログラムはチャンスです!
夜明け前。まだ暗い中気球に火が灯るとキレイ!
そのあとにレーザーライトショーもありダイナミックで楽しいです。
②Morning Glow / Night Glow(土日のみ)
Morning Glow は夜明け前、Night Glowは夜に気球を飛ばさないでその場で膨らませている状態。大きなランタンがたくさん並んでいるような光景はなかなか見ることがないと思います。
③Mass Ascension
無数の気球がランダムに次々に空に舞う一番の見どころ!カラフルな気球やかわいい形の気球たちが空に舞うその光景はずっと見ていても飽きないでしょう。
地上にも無数の気球があり、近くにある大きな気球と空に舞っている小さく見える気球のコントラスト…このフェスティバルのメインイベントは必見です!
アドバイスと筆者の体験記
アルバカーキバルーンフェスティバルは2日間行けるような日程で計画すると良いかもしれません。気球は天候や風に左右されるので飛ばないこともありえるのです。
まさに筆者が行った日が不運にも気球が飛ばなかった!
その日はとっても天気がよく晴れていて、事前に調べていた気温よりもはるかに高く気持ちの良い天気でした。寒さもなく快適に会場の雰囲気や地上に広がるバラエティに富んだ無数の気球が本当に圧巻で飽きることなく見て回っていて、その地点でかなり満足度が高かったのですが、なかなか飛ぶ気配がない。そういえばDawn Patrol Showもなかったけど…今日はないのかな?と思う程度で、それよりこの会場の雰囲気が楽しくてわくわくしていたので、そこまで気にしていませんでした。
一通り地上にいる無数のダイナミックな気球たちを追いかけて満足したところで、「あれ?もうプログラムでは飛び始めてもよさそうな時間だけどどの気球も飛ぶ気配がまったくないな…」と気になり近くにいたスタッフに何時くらいから飛び始めるのか聞いたところ、今日は気候の影響でフライトはないということを知りました。(後で調べたところ、高層風の影響でキャンセルになったそうです)
その前のオープニングセレモニーできっとその話をしていたのだと思いますが聞いていなかったか聞き取り切れていなかったのです。
ただ筆者はすでにかなりの満足感と充実感に満たされテンションも上がっていたので、ちょっと残念と思いながらも次の行先もあるので会場を後にしました。
だって地上に並ぶ気球だけで、こんなにもダイナミックで魅力的な光景なんですよ!
でもこの記事執筆中に必見プログラムについて書いていたら、やっぱり空に舞う光景見たかったなぁ…という気持ちになってしまいました。(笑)いつかまた行ってみたいです!
今度は2日間予定しておかないと!
アルバカーキバルーンフェスティバルまとめ
いかがでしたか? 日本人にポピュラーなアメリカ(本土)の旅行先といえばロサンゼルスかニューヨークがほとんどなので「アルバカーキで気球見てきた」なんて言うとちょっと自慢できると思います!
アルバカーキの近くには観光スポットもたくさん点在しています!
車で1時間ほどの場所には赤土のアドビ建築という建物がかわいらしい街並みの人気観光地のサンタフェが、さらに1時間半ほど北上すると世界遺産にも登録されているタオス・プエブロという同じくアドビ建築の美しいエリアがあります。
アルバカーキから3時間半ほど南へドライブすると有名な国立公園のホワイトサンズに行くこともできます。一面真っ白な世界は一生に一度はみたい絶景です!
またマニアックな観光地としては、ロズウェルがオススメ!1947年7月に世界中を騒がせたロズウェル事件が起こったことで有名な小さな町です。(とっても小さな町だけどUFOが落ちてくれたおかげで? すごい町おこしになっている!)
世界中でも珍しいUFOミュージアムという興味深い施設もあるのでUFOや宇宙人などオカルト好きな人は行くべきスポットです。アルバカーキからは車で3時間ほど。
他にもアルバカーキは、ルート66が通る街でもあるのでそこを走って隣のギャラップ(同じくルート66の街で有名)まで行くのも旅情に溢れて楽しいかもしれません。
まだまだ日本人にはマイナーな観光地ですが、広い広いアメリカの魅力が少しでも多くの日本人に伝わり、興味を持ってくれる人が増えたらいいなというのが筆者の願いです。
(筆者:Kyoko)
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2018年 12月 30日
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