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奈良県の曽爾高原(そにこうげん) は関西屈指のススキの名所。ハイキング、温泉、星空も楽しめる

曽爾高原(そにこうげん)は、奈良県宇陀郡曽爾村にある高原で関西屈指のススキの名所。金色に輝くススキや雄大な草原・山々を見ながらハイキングすることができ多くの観光客で賑わっています。

曽爾高原は、倶留尊山(くろそやま)(標高1038m)と亀山(標高849m)の麓に広がり平坦地の標高は約700m。秋は、ススキで一面に覆われた雄大な草原が広がります。お亀池のある平坦地から亀山へ遊歩道をハイキングしながら、辺り一面のススキを観賞することができます。夕暮れにはススキの穂が黄金色に染まりとても美しい。

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秋のトップスーズン(10月中旬~11月初旬)の週末は、駐車場に車を停められないほど多くの観光客が訪れます。

近年、ススキの生育が悪いそうです。観光客が増える10数年前までは、ススキが曽爾高原全体を覆い尽くしていたそうですが、最近ススキの生えていない所が多くなっているそうです。ひとつの要因として考えられているのは、人間がススキの生育している所に入いることにより土を踏み固められてしまい、それがススキの生育の障害になっているかもしれません。

私達が訪れた時も、観光客が歩道から外れてススキの中に入って行くので何度も注意をされていました。曽爾高原の大自然を守るためにも決められた歩道以外は、絶対に立ち入らないようにしたいものですね。

曽爾高原(そにこうげん)情報(2015年秋)

  • 関西屈指のススキの名所で金色に輝くススキや雄大な草原・山々を見ながらハイキングができる
  • 遊歩百選:2002年、曽爾高原は行ってみたい、歩いてみたい百カ所に選ばれた
  • ハイキング・登山のコースが充実
  • 露天風呂でゆったりくつろげる
  • 曽爾高原入口駐車場(一番上)は、トイレはあるものの、自販機は無し
  • 秋のススキ観賞時は、暖かい衣類を忘れないように(亀山峠や夕刻はかなり寒い)

曽爾高原の入山マナー

  • 決められた道を歩きましょう
  • 動植物を大切に(すべての植物の採取禁止)
  • ごみは持ち帰りましょう
  • たばこの吸い殻のポイ捨て禁止
  • 焚火の禁止
  • ペットの持ち込み禁止(リード付きで、糞尿処理ができる場合除く)
  • 凧揚げ、ハングライダー等の禁止

曽爾高原へのアクセス

曽爾高原は、京阪神から車でのアクセスは比較的良いです。電車+バスでも行くことができますが、バスの本数が少ないのでオススメできません。

曽爾高原の駐車場

曽爾高原の入口にある駐車場がおすすめ(150台、料金600円)

秋のトップシーズンの週末は、午前中に満車になる可能性が高いです。私達は9:30に到着しましたが曽爾高原に一番近いところは、ほぼ満車でした。

曽爾高原のハイキングコース

ご自身の体力によって、下記の3つ程度のコースが考えられます。そこそこ体力に自信のある方は、(2)亀山峠~亀山山頂コースがオススメです。

曽爾高原周回コース

曽爾高原の平坦な草原を歩くコースです。小さなかお子様から年配の方まで散策を楽しむことができると思います。お亀池を周回し亀山峠の昇り口近くの休憩所でお弁当を食べたりするのもいいですね。

一番近い駐車場からなら曽爾高原まで歩いてすぐです。正面の山の一番高い所が『二本ボソ』、左端が『亀山峠』です。

お亀池周りを歩いて亀山の麓まで来ると、テーブルの置いてある休憩所があります。

曽爾高原の中央にある休憩所。ここでお弁当を食べるのもいいですね。

亀山峠~亀山山頂コース

曽爾高原(標高720m)から亀山峠(標高810m)、亀山山頂(849m)を目指します。なだらかな遊歩道が整備されていますので比較的簡単に登ることができます。亀山峠や亀山山頂から眺める雄大な景色は最高です。オススメです!

亀山へは、階段状のの遊歩道が整備されていますので比較的歩きやすいです。登りはキツイのでススキの綺麗な所で何度か立ち止まって休憩をしました。

遊歩道の側のススキが風でたなびいていました。

太陽に照らされて光り輝くススキはとっても美しいですね。

亀山峠の右側(南側)へ少し歩くと亀山山頂です。この辺りからの眺めも素晴らしいです。

偶然、『やっきり焼き』に遭遇しました。

『やっきり焼き』とは・・・3月に行われる山焼きの準備の草刈りで、例年10月下旬に行われます。山全体の本格的な山焼きではなく、山焼した際の延焼防止の為のもの(山焼きはススキを守る為に行われている取り組み)。

空をを見上げると青空の中に白いススキが映えて綺麗です

散策しながら花を探しましたが、あまり見つけることができませんでした。亀山峠から二本ボソへ向か途中、アザミを見つけました。

亀山峠付近で見つけた野イチゴ。

亀山峠から曽爾高原全体を見渡せます。ススキが昔に比べて減少しているのが気になりますね。写真の下部には野菊が写っていますね。

二本ボソ~倶留尊山(くろそやま)登山コース

亀山峠(標高810m)から二本ボソ(標高996m)、そして、倶留尊山(標高1038m)を目指します。二本ボソに行くには私有地を通るということで入山料500円が必要です。二本ボソからは綺麗な紅葉を見ることができました。今回、時間の関係で二本ボソまでしかいかなったのですが、次回は倶留尊山まで行きたいと思います。
亀山峠から二本ボソへ向かう途中、草を刈っている人が大勢いました。この日は山焼の準備の日だったんですね。山焼をした時に山の木々に延焼しないように草を焼いておくそうです。

二本ボソへの道のりは結構きつかったです。

二本ボソへの登山道入り口:森林に入った所に立て看板。ここから先は、入山料500円必要とのこと。

紅葉している木々が少しありました。

二本ボソ手前の小屋です。ここで入山料を払います

二本ボソへ到着。亀山峠から20分ぐらいです。

二本ボソから見る山の紅葉。紅葉には少し早いと思いましたが、結構綺麗に紅葉していました(10月24日)

亀山峠から見た二本ボソ。健脚自慢の方は、ぜひ、二本ボソまで行って見てください。紅葉も綺麗でしたよ。

亀山から尾根づたいに降りてくるくることもできます。こちらは背の丈以上ある大きなススキがあるようです。

夕日を浴びて黄金に輝くススキ(写真)

曽爾高原、秋の風物詩となっているススキの写真撮影。撮影ポイントには、昼間からカメラの三脚等での場所取りが始まっていました。そして、夕日でススキが黄金色の染まる頃、このスポットには大勢の観光客で溢れかえっていました。

金色に輝くススキ。望遠レンズで撮影すると一味違った写真が撮れます

天気が良く素晴らしい夕日でした。ススキの穂が赤い金色に染まり綺麗でした。

曽爾高原 山灯り

秋から冬にかけて星もよりきれいに見え、晴れた日には山灯りと星明かりのコラボレーションが楽しめます。秋は日が沈むととても寒いので防寒着必須です。

平成27年9月12日(土)~11月23日(月祝)まで
日没~21:00(雨天実施)

ハイキング終了後、寒くて小腹も空いたので、駐車場近く曽爾高原入口の屋台でコンニャクを買って食べました。

曽爾高原周辺のおすすめスポット

曽爾高原ファームガーデン

曽爾高原の麓にあり、曽爾高原をハイキングした後にあ立ち寄ることができます。3つの施設があります。
麦の館
ビールの本場ドイツのブルーマイスター直伝の製法で仕込む『曽爾高原ビール』が作られています。
すすきの館
名水百選水を使った地ビールや料理を味わえます。
土・日・祝:ランチ・ディナー 10:00~18:00、2)月・火・木・金:ランチ 10:00~17:00
おみやげコーナー
夏には名物トマトが人気です。レストランの地元の特産品がたくさん販売されています。
私達は、曽爾高原ビール(アルト)、トマトドレッシング、トマトジャムをお土産に買いました。
曽爾高原ビール(アルト)は、黒ビールでほんのり甘く、とっても美味しかったです。オススメです!!

曽爾高原温泉 お亀の湯


お亀の湯は、ポスターに記載されている通り、厳選200温泉の中から人気投票で3部門総合1位になったことのある温泉です。
今回は夕暮れまでススキの観賞をしていた為、温泉には入りませんでしたが、次回は、必ず露天風呂に入りたいと思います。