咲くやこの花館は、大阪の花博記念公園鶴見緑地内にある植物園です。植物園の温室は、冬でも暖かく雨の日でも濡れることはありません。雨の日や寒い日のお出かけ・観光スポット、そして、デートスポットとしてもオススメです!
日本最大の温室では、熱帯ジャングルから砂漠の乾燥地帯、高山山岳部、南極・北極まで様々な気候帯に生育する植物が展示されています。食虫植物やサボテン、バナナや美しいランなどは人気があり、子供から大人まで楽しめます!
絶対オススメは、フラワーツアー(1日3回無料)ガイドスタッフさんが、館内を一緒に周って花にまつわるエピソードや由来など説明してくれます(1時間程度)。興味深い内容が多いですよ。フラワーツアーに参加した後、園内をゆっくり周るのがベストです。植物クイズラリーや季節のイベントも楽しめます。
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管理人の感想(5点満点)
寛ぎ・癒し ★★★★
遊び・学び ★★★★★
感動・驚き ★★★★
写真・美しさ ★★★★
花博覧会以来、初めて行きましたがこんなに充実している施設とは思いませんでした。年間パスポートを買おうか迷っているところです。
目次
咲くやこの花館へのアクセス
電車:地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」より徒歩約10分
車:阪神高速 森小路ランプ出口より約10分、近畿自動車道 門真IC・大東鶴見ICより約10分、第二京阪門真ICより約10分
咲くやこの花館の詳細情報
所在地 | 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 花博記念公園鶴見緑地内 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は~16:30) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日などの場合は翌日)・年末年始(12月28日~1月4日) |
定休日 | 不定休 (ハービスPLAZA ENT定休日に準ずる) |
入園料 | 大人・大学生・高校生 500円 中学生以下 無料 年間パスポート 2500円(プレゼント付) ※障がい者手帳等をお持ちの方は無料(要証明書提示) ※大阪市内居住の65歳以上の方は無料(要証明書提示) |
割引 | 大阪市交通局1日乗車券 「エンジョイエコカード」提示 1割引(450円) OSAKA PiTaPa提示 1割引(450円) |
駐車場 | 花博記念公園鶴見緑地中央第2駐車場 普通車 20分¥100、当日最大料金¥1000 |
咲くやこの花館は、総ガラス貼り
咲くやこの花館は、約5,000枚の総ガラス張りで太陽光を十分に採りいれられる建物になっています。部屋の温室度や水温は、植物の生育に適するように調節されています。温室は、冬の寒い時期に行っても、シャツ1枚で周れるくらい暖かいです。
咲くやこの花館の館内案内図
- イベント、音楽会を開催できるフラワーホール
- ヤシやガジュマルなどの熱帯雨林植物展
- ハワイやタヒチの美しい風景を連想させる熱帯花木室
- アフリ カや南・北アメリカなどの乾燥地に生えるサボテン・多肉植物室
- 山岳部に見られる高山植物室
- 南・北極の植物を展示した極地植物室外部庭園
咲くやこの花館の駐車場
花博記念公園鶴見緑地中央第2駐車場が近くて便利です。
所在地:大阪市鶴見区緑地公園2-163
全収容台数:240台
営業時間:24時間営業
料金:普通車 20分¥100、当日最大料金¥1000
フラワーツアーは絶対おすすめ!
ガイドスタッフが、花にまつわるエピソードや、由来などをわかりやく説明してくれます。
私は、いろいろ発見することがあって「ウン、ヘェ~」って何度も頷いていました。とっても面白いので、ぜひ参加されることをオススメします。無料ですよ。
- 1日3回 約1時間(11時~、13時~、15時~)6月下旬~9月下旬は、30分間ぐらい
話題の人気植物
咲くやこの花館のツイッターでつぶやいた植物のことが朝日新聞やめざましテレビで取り上げられたそうです。これらの植物について簡単に紹介します。
ウサギゴケ(高山植物室)
ウサギゴケは、かわいい花ですね。ウサギの顔のようなかわいい花を咲かせます。ウサギが野原をピョンピョン飛び回っているような感じもします。
しかし、その風貌とは異なりウサギゴケは、食虫植物なんです。水中のミジンコやバクテリアなどを食べています。
金てまり
これを見た人は、みんな口を揃えてこのように言います。
「脳みそみた~い!」
金てまりは、綴化種 (てっかしゅ)と呼ばれるサボテンの一種なんです。
綴化種のサボテンは、成長「点」が線になって育ち通常は違った観賞価値のあります。この珍しい形をしているが故に、愛好家も多いといのことです。
タビビトノキ(熱帯花木屋)
タビビトノキのコバルトーブルーの正体
果実が熟して結実するとコバルトブルーの種をつけるそうです。
しかし、コバルトブルーの物体は、種を包んでいる膜であり、実は、その内側に黒い種があります。
タビビトノキは旅人の道案内ならず
タビビトノキの葉は、ウチワのように平坦になっていますね。これが旅人の道案内になるという噂もありますが、
実は・・・それはデタラメです。まったく方向性がないんだって。
必見、イチオシの植物
オオオニバス(スイレン科)
世界最大の浮葉を持つ植物で南米アマゾン川流域に生育しています。この大きな葉っぱは、2mぐらいまで成長するそうです。小さい子供が葉っぱの上に乗れますね。
オオオニバスの浮力のなぞ?
下記の小さなのオオオニバスの葉っぱを見てください。葉っぱの裏側に膨らんだ筋がたくさん見えます。これは葉脈と呼ばれ、葉の重さを分散し空気を貯めて浮輪の役目を果たしています。また、葉の裏側にはトゲがいっぱいありますが、これは魚から食べられないように身を守る為のものだそうです。
ウツボカズラ(食虫植物)
ウツボカズラの袋は、葉っぱの先端から伸びて出来ているんですね。びっくりです。
甘い香りのする袋におびき寄せられた虫が袋の淵に止まると、滑りやすく袋の中に滑り落ちてしまいます。
そして、消化液で溺れ溶かされ養分を吸収されます。この消化液は人間の指でも溶かす程の威力だそうですよ。
袋の蓋は一度開いたら、閉じることなく開き放しです。夏になるとゴキブリが袋の中にはいっているらしいです。気持ち悪いですね~。
バナナは木じゃなく草ってホンマ?
バナナは、木ではなく、草だって。これまでバナナができている所をマジマジ見たことはなかったけどね、これには驚いた!!
バナナの実のでき方
バナナが成長すると、苞(ほう)で覆われたふくらみが現れ、しだいに垂れ下がり、赤紫色になります。
そして、この苞と呼ばれる部分がめくれて、小さなバナナの実と白い花が現れます(写真)。
バナナは、種がないってホンマ?
バナナは、茎の根っこの脇から新芽が出てきて新しいバナナの草が育ちます。種なしバナナでもちゃんと子孫を増やせるのですね。笑
クロユリ
夏、長野県などの高山で良く見かける高山植物です。
今回、クロユリの花が臭いことを初めて知りました。ほんと鼻を近づけてみるとめっちゃ臭いですよ!牛乳浮いた後の生乾きの雑巾のような匂いです。
花言葉は、「恋の呪い」だとか。めっちゃ恐ろしい~。
キソウテンガイ(奇想天外)は砂漠の長生き植物
奇想天外ってという名前は面白過ぎですよね。冗談みたいな名前です。
キソウテンガイは、アフリカのナミブ砂漠にしか生育しない植物。寿命がとても長く5000年も生きる株もあるそうです。
葉は2枚で成長していきます。砂漠の厳しい環境の中なので1年に数mm~数cmしか成長しないそうです。植物というより、樹木のような時間的長さを感じます。
キンシャチ(金鯱)
キンシャチは、サボテンの王様の異名を持ちます。黄金色に輝くトゲに覆われ、大きくなると直径1mを超えるそうです(原産地はメキシコ)。
発芽して数カ月のキンシャチ
キンシャチの赤ちゃんが見ることができます。偶然、種が落ちて発芽したんだって。
美しい花の写真
植物園は、美しい植物や花がたくさんあるので写真をたくさん撮ることができます。カメラ女子をはじめ多くのカメラマンが撮影していました。
三脚を使用して撮影している人もいましたが、他のお客さんに迷惑をかけなければ基本的にはOKのようです。花の写真が好きな方は、ぜひ写真を撮りにいってください。入園料500円で半日ぐらい楽しむことができますよ。私が撮影した花の写真を少し掲載します。
カカオとコーヒー展(イベント)
私が訪れた時は。カカオとコーヒー展が開催されていました。園内にはカ カオやコーヒーの木もあるので、とても勉強になる展示でした。コーヒーの生産地別の特徴、チョコレートを作り方、コーヒーの作り方などどれも興味深かった です。興味のあるイベントに合わせて行くのもいいかもしれません。
開放されている休憩スペース
持込み可能の飲食スペースとして利用可。冬の時期、ここは暖かくてほんとうにいいですよ!
※フラワーホールの一部はイベントにより利用不可の場合あり
※レストランスペースは開店状況により利用できない場合あり(3月からはレストラン)