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伏見稲荷大社の見どころ 初詣の混雑状況、千本鳥居 Fushimi inari taisha

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ Fushimi Inari-taisha Shrine)は京都市伏見区にある神社。通称『お稲荷さん』としても親しまれ全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社なんです。

商売繁盛や五穀豊穣の神様として、全国各地はもちろん海外からの観光客も多く訪れています。2011年にご鎮座1300年を迎え、境内の社殿は記念事業ですべて修復され美しい朱色になりました。

伏見稲荷大社を訪れて見ると、外国人観光客の多さに驚かされますが、これは、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の2014年「外国人に人気の日本の観光スポット」部門で伏見稲荷大社が第1位に選出されたことが大きな要因です(2015年も1位でした)。

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伏見稲荷大社のまとめ

1.外国人の選ぶ日本の観光地1位
2.千本鳥居の本数は約1万本
3.伏見稲荷大社は閉門がなく出入り自由
4.すずめ、うずらの丸焼きが食べられる
5.体力に自信のある人は稲荷山のお山巡り
6.初詣の人出は西日本1位(約270万人)

伏見稲荷大社の基本情報

ご利益:五穀豊穣、商売繁盛など
住所:〒612-0882 京都市伏見区深草藪之内町68番地
拝観時間:伏見稲荷大社には門限がありません。いつでも入れます。社務所が開いているのは、8:30~16:30です。
休日:年中無休
駐車場:あり(乗用車約170台、大型車20台/無料)初詣期間中は駐車禁止
拝観料:無料
車いすによる拝観:可(ふもとに位置する本殿付近まで)

伏見稲荷大社の動画

2017年の初詣は大混雑するので、とりあえず2016年の年末に伏見稲荷大社へお参りに行って来ました。その時の動画です。

初詣は大混雑すると思い年末に行きました。当日、少し寝坊して伏見稲荷に10時ころ到着・・・・もう既に混んでました。笑 特に千本鳥居は大渋滞、みなさん写真を撮るので仕方ないですよね♪

参道の屋台はどれも美味しそうです。やきそば500円でめっちゃ大盛りでびっくり!また、年末年始は着物姿の人が多くて雰囲気がいいですね♪

伏見稲荷大社のアクセス

・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分
※大社駐車場周辺(道路)は大変混雑します。公共交通機関(電車)をおすすめします。なお、初詣期間中は全面駐車禁止となります。

京阪電車 伏見稲荷駅
駅のホームの柱は、鳥居の様な朱塗りです。また、狐も描かれており面白いですね。

外国人観光客向けにアクセスや地図などが英語併記で掲示されています

Fushimi Inari Shrine Etiquette Leaflet

京阪電車の伏見稲荷駅においてありました。外国人と一緒に訪れたならこれで説明してあげよう!

外国人に人気の理由は?

伏見稲荷大社に行くと外国人観光客の多いことに驚かされます。外国人に「行って良かった日本の観光地」を 聞くと、厳島神社や広島平和記念資料館をおさえて伏見稲荷が1位だそうです(2014年、2015年 2年連続)。

観光ガイドブックに掲載されている朱塗りの千本鳥居の写真を見れば行きたくなるでしょうね。そして、実際に千本鳥居をくぐってみると、長いトンネルの迷路のような空間に心惹かれるのかもしれません。朱塗りの鳥居のトンネルは美しくフォトジェニックです。千本鳥居の写真は、自国に帰って友人や家族に見せたくなることでしょう。

もうひとつ大きな理由として言われているのが、稲荷山のお山巡りで適度なウォーキングが楽しめることです。閉門時間が無いので早朝や日没後も参拝することができます。稲荷山への参道は照明が1晩中点灯されています。また、アクセスも京都駅から近くて便利なこともいいのでしょう。

千本鳥居の由来と本数

願い事が「通る」或いは「通った」御礼の意味から、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降に広がった結果、現在の様に無数の鳥居が立ち並びました。
現在、約1万基の鳥居がお山の参道全体にみっしりと連なってトンネルのようになっています。

鳥居は誰でも奉納できます。鳥居の値段は、大きさによって17万5000円から130万2000円まであります。問い合わせは、社務所(管理課)、稲荷山神蹟の各茶店まで。

神様のお使いの狐

狐は稲荷大社のお使いとされています。但し、野山にいる狐とは異なり、眷属様も神様同様に我々の目には見えません。そのため、白狐(びゃっこさん)と呼ばれあがめられています。もちろん、稲荷大神は狐ではありません。

伏見稲荷大社の初詣の混雑状況

例年、三が日で270万人の参拝者が訪れるそうです。特に年越しの時間帯は大混雑で、参拝するまでに何時間も待たなければいけません。

2014年1月3日(午前)に初詣に訪れた時は、京阪電車の伏見稲荷駅から溢れんばかりの人・人・人でした。

この状況は大晦日から1月3日頃まで続くそうです。

混雑を避ける為には・・・

とにかく、早朝が狙い目です(伏見稲荷大社は閉門がありません)。混雑や参拝を待つのがイヤな方は、早朝に到着するようにしましょう!

伏見稲荷大社 2014年1月3日の午前の様子(人多すぎます)

2014年1月3日の午前の状況(人、人、人・・・)

初詣は、着物姿の女性もたくさん参拝されています。大混雑の中少し癒されますね。

伏見稲荷大社 2015年大晦日の様子

大晦日の昼はまだ空いていますね。初詣の代わりに大晦日にお参りするのもありなような気がしますが・・・。

稲荷山のお山巡り

稲荷山のお山巡りは、1周約4km,2時間のウォーキング(山登り)です。無数の鳥居をくぐって稲荷山の山頂を目指しましょう。急な階段も多いので足腰に自信のない人は無理をしない方が良いかもしれません。

私は12月下旬(最高気温10℃)に歩いたのですが、途中、暑くてダウンジャケットを脱いで歩きました。外国人の中にはTシャツで歩いている男性もいました。真夏の昼間は汗だくになりそうですが、それ以外なら特に心配しなくても大丈夫です。途中、売店が点在しており自販機やトイレも数カ所あります。

一ノ鳥居(伏見稲荷)

JR稲荷駅のすぐ前にあるのが一ノ鳥居です。

二ノ鳥居(伏見稲荷)

二の鳥居の奥に楼門(重要文化財)が見えます。

楼門(ろうもん)重要文化財

二ノ鳥居をくぐった先にあるのが楼門(重要文化財)です。
この建物は、1588年豊臣秀吉が母大政所の病気平癒を祈願し本復御礼の奉加米をもって翌年再興されました。本殿に次いで古い建築とのこと。両側にはキツネ(狛狐)がいますね。

楼門の白狐

手水舎(ちょうずしゃ)

参詣者が手や口を漱ぎ清めるものです。柄杓にすくった一杯分の手水を使い、下記の手順で手と口を清めましょう。

1.右手で柄杓を持って水を汲み、左手に水をそそぎ清めます。
2.左手に柄杓を持ち替え右手清めます。
3.左手に水を受け、口をすすぎます。もう一度左手を清めます。
4.柄杓を立てて水を柄に流し、柄杓を伏せて元の位置に戻します。

楼門(ろうもん)をくぐり先に進むと外拝殿があります。

外拝殿(重要文化財)

この建物は、天正17年(1589)の社頭図には「拝殿」として描かれ、当初は四間四方であったものが、その後、天保11年に稲荷祭礼の五基の神輿を並べる関係上、開口五間奥行五間のものに改めれた。

伏見稲荷大社 本殿

いよいよ本殿です。本殿に近づくと撮影禁止と書かれてあったので遠くから全景を撮影しました。初詣期間中は、ぎっしりと人が並びます。
本殿は応仁の乱で消失した後、明応八年(1499年)に再建されています。

奥宮

本殿と同じ頃に建立された建物です。三室の内陣をもち三戸前であることから「三社殿」とも呼ばれています。

千本鳥居

奥宮を過ぎるといよいよ千本鳥居がスタート。

右と左、どちらも同じ奥社奉拝所に到着します。ここは人気の写真撮影スポットで渋滞します。人が写らないような写真を撮るためには早朝に来るのが賢明です。

向かって左側の鳥居:鳥居がカーブして並べられているので、写真的には右側よりフォトジャニックで好きです。

向かって右側の鳥居:真っすぐな並びですね。長時間待っていても人が途絶えることがありませんでした。

 

奥社奉拝所

千本鳥居の終点にあるのが奥社奉拝所です。

おもかる石

千本鳥居を通り抜け命婦谷の奥社奉拝所の右奥に「おもかる石」と呼ばれている一対の石灯籠があります。ここにある石灯籠の前で願い事をし、燈籠の空輪(石)を持ち上げます。持ち上げたときに感じる重さが予想より軽ければ願い事が叶い、重ければ叶わないと言われています。

白虎絵馬(500円)

絵を上手に書かれている絵馬も奉納されていました。

さらに進みます、途中右に折れると神宝神社に立ち寄ることができます。ちょっとここでトイレ休憩。

売店や自販機も点在しています。

新池に到着

また、ここから急な階段が続きます。

四つ辻

やっと四つ辻へ到着しました。皆さんここで休憩されていました。

四つ辻からの見晴らしは最高です。遠くに(写真中央より少し下)に一の鳥居が見えていますね。

四つ辻から、稲荷山山頂まで15分くらい。お山を一周して再びここへ戻ってくるまで30分くらいかかります。今回は右側から反時計周りで歩きます。

このような階段が続きます。

ここで山頂の文字が・・・・。

一の峰(稲荷山の山頂)The summit

階段をひたすら昇りやっと,稲荷山の山頂へ到着です。12月の大晦日というのにダウンジャケットを着ていると汗が出る程でした。

山頂から下り始めて直ぐに、右側の細い林道へ入ってみました。うっそうとした林の中の鳥居。なかなかいい雰囲気です。

売店です。

お土産の鳥居(1600円):外国人観光客が多いので英語での説明もあります。

たまご80円、コーヒー400円

ここの白虎(びゃっこ)のポーズは面白い

ここも京都市街を見渡せますが、四つ辻からの眺めが一番です。

食堂で昼食を食べられていました。もしかしたら、きつねうどん?かもしれませんね。


おみくじおみくじ

伏見稲荷のお食事処

お食事処 稲福

そばは生蕎麦湯がきたて、天麩羅は通し揚げ、雀は国産寒すずめ。うどん、そば、丼などもあります。
営業時間:9:00~17:00
定休日     第2、第3、第4火曜日(一月から初午まで無休)

すずめとうずらの丸焼き

参道商店街で香ばしい匂いに誘われて行くと『すずめとうずらの丸焼き』が売られています。伏見稲荷の名物ですが、実はまだ食べたことがありません。

祢ざめ家 NEZAMEYA

営業時間:10:00~18:00(ラストオーダー:17:30)
定休日:不定休
メニュー:名代稲荷寿司、鰻丼、鯖寿司など

伏見稲荷参道商店街では、すずめ・うずらの丸焼き以外にも食堂や土産物屋さん、食べ歩きできるような食べ物があります。午前中は人も少ないです。

伏見稲荷大社の主な祭事

大祓式(おおはらえしき)12月31日 15:00〜

犯したかもしれぬ罪穢れを祓い形代を河海に流して清々しく新年をむかえようとする行事です。これに引き続き稲荷大神のご守護により無事一年間を過ごし得たことに感謝する除夜祭が執り行われ、やがて年が改まります。

歳旦祭(さいたんさい)1月1日 6:00~

新年を寿ぎ国家の安泰と一年の無事平穏を祈るお祭で、祭典が終わると宮司以下の神職は境内にある各摂末社を巡拝、続いて社務所正庁の間で新年拝賀式を行います。

成人祭 1月成人の日

成人の日に崇敬者の中の成人に達した男女を招いて、今後の人生に大神のご加護がありますようにと祈られます。

稲荷祭(神幸祭)5月3日 16:00〜

稲荷大神が年に一度氏子区域をご巡幸になり、広くご神徳を垂れたまう大社最重要の祭儀

田植祭 6月10日 13:00〜

ご神前に日々供饌されるご料米の稲苗を神田へ植えるお祭

本宮祭 7月

稲荷大神のご分霊を祀る全国の崇敬者が総本宮に参拝し、日々の御神恩に感謝する大祭

講員大祭 10月

稲荷大社のご神徳を広く宣揚し、また大社の事業を翼賛する信仰団体である講務本庁の講員が、ご神恩に奉賽するとともに、家内安全・生業繁栄を祈願するお祭

火焚祭 11月13:00~

秋の収穫の後に、五穀の豊饒をはじめ万物を育てたもう稲荷大神のご神恩に感謝する祭典

【改定】
・2016年12月28日 追記
・2015年12月18日