今帰仁城跡（なきじんじょうあと）は、沖縄本島の北部、本部半島にある歴史的なグスク（城）です。那覇から車で約１時間30分で行くことができます。
首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産に登録されており、沖縄の観光スポットとして人気があります。
晴れた日には、最上部の御内原（うーちばる）から見る絶景ビューは必見！城壁越しに、コバルトブルーの海と伊平屋（いへや）・伊是名（いぜな）の島々を見渡すことができます。
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近くには、沖縄美ら海水族館、海洋博公園をはじめフクギ並木、瀬底島など人気の観光スポットが多くあります。但し、1日で複数の観光スポットを周るのは、かなり大変なので旅行日程は慎重に考えてください。今帰仁城跡見学の所要時間は1.5~2時間ぐらい必要です。
（※）今帰仁城は、14世紀、琉球王国成立以前に存在した北山の国王・北山王の居城だった。
（※）グスクとは、古代（グスク時代）の遺跡のこと。
目次
今帰仁城跡へのアクセス
世界遺産 今帰仁城跡の詳細情報
【住所】沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101
【問い合わせ】0980-56-4400（今帰仁城跡管理事務所）
【交通】沖縄自動車道 那覇IC→許田ICで降りて、県道494号線・505号線を経て今帰仁城跡へ
【営業時間】9時～17時
【定休日】年中無休
【利用料金】大人400円、小中高生300円、小学生未満無料（今帰仁村歴史文化センターとの共通チケット）
【駐車場】無料
今帰仁城跡の散策
今帰仁城跡ガイドは当日なら無料
今帰仁城内を無料で案内してくれる方が常駐されています。通常は2名、日曜日や連休などは3名。ガイドの空きがあれば1名であってもガイドをしてくれるとのことです。ぜひ利用したいものですね。ガイドの所要時間は、５０分から６０分ですが、相談にも応じてくれるとのこと。なお、予約する場合は一人500円です。詳細はこちら
今帰仁城跡の割引チケットをゲット！
沖縄通の方ならご存知と思いますが、「道の駅」許田やんばる物産センターで割引チケットを入手できます。
・今帰仁城跡：大人：４００円→３２０円、小中高校生：３００円→２４０円
・美ら海水族館：大人：１８５０円 → １６００円 高校生：１２３０円 →１１００円 小人：６１０円 → ５５０円
残念ながら、割引チケットを持っていない方は、こちらの券売所で正規料金で購入してください。
城跡は、券売所から少し離れた所です。この案内板が目印です。
歩いてすぐ、遠くに大きな城壁が見えてきます。
城壁の手前の大きな石板に刻まれている文字は、世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群 今帰仁城跡
とりあえず、ここで記念撮影もいいですね。
それでは、いよいよ城跡へ入って行きます。
平郎門（今帰仁城の正門）
先ずは、階段を上がって平郎門（今帰仁城の正門）をくぐり抜けます。現在のこの門は、1962年に修復されたものです。門の天井は大きな一枚岩を乗せた堅牢なつくりです。
七五三の階段
平郎門をくぐると、石畳のまっすぐな道が通っています。これが、七五三の階段とよばれる参道です。石畳道と階段は滑りやすいので歩きやすいスニーカーで行くと良いでしょう。
緋寒桜の並木道では、１月中旬から２月上旬に桜の花が咲きます。
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大庭（ウーミヤー）
七五三形式の階段を登ると広場に出ます。ここは大庭（ウーミヤー）とよばれ、南側には南殿があったと推定され、北の一段高くなったところが北殿跡で、建物の跡とみられ礎石が今も残って います。
外郭
高さは２メートル前後と比較的低い石垣が延長数百メートル蛇行して続きます。石垣で囲まれた空間が外郭と呼ばれています。
志慶真乙樽(しげまうとぅだる)の歌碑
碑に書かれている文字は、
今帰仁の城 しもなりの九年母
志慶真乙樽が ぬきゃいはきゃい
主郭
大庭の東にある一段高くなった郭を主郭と呼んでいます。
大隅（ウーシミ）
平郎門を通り抜けて、大庭に向かって左側部分を大隅と呼んでいます。現在蜜柑や桜が植栽され、城外に抜けられる洞穴もあり、面積はかなり広い郭の一つです。ここは、かつて「城兵達の武闘訓練の場」であったと想定されており、以前大量の馬の骨が発掘された場所です。
御内原（うーちばる）
北殿跡の北側にある一番高いところが御内原（うーちばる）と呼ばれています。伝説では、女官部屋（にょかんべや）があったと言われいています。
御内原北端からの眺望は絶景です！今帰仁城跡の城壁をすべて見ることができ、晴れた日には遠く与論島まで見ることができます。
下記の写真をご覧ください。水平線の彼方に伊平屋（いへや）・伊是名（いぜな）の島々が見えています。特に晴れた日には、沖縄本島最北端の辺戸岬の先22kmの洋上にある与論島を見ることができるそうです。
城跡内には、歴史を学べる案内板が設置されています。もし。無料のガイドさんが空いていなかったら、これでもある程度わかると思います。
志慶真門郭（シジマジョウかく）
志慶真門郭は主郭から見下ろす位置にあります。志慶真川に沿って城壁が築かれ、志慶真門（裏門）の跡が見えます。
古宇利殿内
古宇利島のことを地元では「ふぃ」と言います。古宇利島を治めた上級役人の住居跡と考えられます。なんらかの事情で移転したので、火の神を残して行ったのでしょう。祠は古写真を元に復元されました。古宇利島の人々が拝む火の神とされています。
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今帰仁グスク桜まつり
今帰仁グスク桜まつりは、桜の開花時期1月下旬～2月上旬に開催されています。城壁を照 らし出す「グスクライトアップ」もあります。この時期、私は沖縄に行くことはないので、移住でもしない限り生で見ることはできないかもしれません。
【第九回開催日時】
2016年1月23日（土）～2月7日（日）
【見学時間】
8時～21時 ※最終入場20時30分まで
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