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ハイカラな街・神戸。西洋文化を肌で感じたいなら「北野異人館街」は外せないエリアです。
神戸港の開港後、外国人たちが海の見える高台に西洋式の邸宅を建てて住んでいたことで「異人館街」と呼ばれるようになりました。現在17の異人館が公開されています。訪日外国人や多くの観光客が訪れます。新神戸駅より北野町広場まで徒歩約15分のところにある「北野異人館街」を散策してきました。

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北野観光案内所

異人館のほぼ中央・風見鶏の館のすぐ前にあります。異人館に限らず北野・神戸の情報が満載です。困ったことがあれば気軽にスタッフの方に声を掛けてみましょう。

お土産品の売店やカフェ、トイレもあります。問合せ：078-251-8360

風見鶏の館

尖塔の上に立つ風見鶏が目を引く「風見鶏の館」に入館しました。神戸市北野町のシンボル的な存在で、ドイツ人の貿易商ゴッドフリート・トーマス氏が自邸として建てた洋館です。

ドイツ人の貿易商が自邸として建てた洋館！

旧トーマス住宅は、1階に玄関ホール、応接間、居間、食堂、書斎があり、2階は夫妻の寝室、子供部屋、客用寝室、朝食の間などがあります。全体にドイツの伝統様式を採り入れています。食堂は中世城館風の天井小梁、飾り戸棚、暖炉飾りなどがありました。

建物の設計に当たったのはドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデで、明治30年代後半から大正初期にかけて日本で活躍した有能な建築家です。
１９８３（昭和58）年12月～１９８５（昭和60）年3月にかけて本格的な保存修理を行い、カルボー夫人の記憶や当時のアルバムを参考に復原できる所は可能な限り元の姿に戻しているそうです。
1977（昭和52）年には、ＮＨＫの朝の連続テレビ小説「風見鶏」が放送され、神戸に異人館ブームが起こり、当時も全国から多くの観光客が押し寄せたとのことです。

萌黄の館は、グリーンの外壁が印象的

続いて１９０３（明治３６）年にアメリカ合衆国総領事であるハンター・シャープ氏の邸宅として建築された国指定重要文化財の「萌黄の館」に行きました。グリーンの外壁が印象的です。

１９８０（昭和５５）年に国の重要文化財に指定されました。１９４４（昭和１９）年に小林秀雄さん（元神戸電鉄社長）の住宅となり、１９８７（昭和６２）年から修理に入り、建築当時の淡いグリーンの外壁に復元されました。木造２階建てで、２つの異なった形の張り出し窓、幾何学模様のフレームがポイントの開放的なベランダなど優雅な造りが印象的です。

１９９５年の阪神・淡路大震災では3本の煙突がすべて崩落して、外壁に亀裂が生じるなどの大きな被害を受けたそうですが、1年をかけて復旧されたとのことです。庭園の一角には落下した煙突がそのままの姿で展示されています。2階のベランダからは、神戸港まで見渡せる素晴らしい眺望が広がります。水谷豊さん主演映画「少年Ｈ」のロケ地として使用されています。2階のベランダを利用して、雑誌の撮影場所としても数多く利用されているそうです。

うろこの家・うろこ美術館

大理石で飾られた外観がうりおこの模様に見えることから名づけられました。入館料1050円と少し高かったので今回は入館しませんでした。

北野天満神社

北野坂を登ると、石造りの鳥居があり、そこは北野天満神社！鳥居をくぐり階段を上って行くと、見晴らしが良く、神戸の街並み一望できます。天気が良ければ港も見えるそうです。学問の神様・菅原道真公が祀られ、参拝者も多く訪れていました。

北野天満神社から神戸の街並みが一望できます。右に見えるのは、風見鶏の館です。

絵馬がたくさんあります

北野異人館に登山の入口がある

この登山の看板の正体は、『背山散策路 北野道』というハイキングコースのようです。コースの途中にある『港みはらし台』から神戸の街並みが一望できます。機会があればトライしてみたいですね。

小さなあとりえ＊蕾 素敵な雑貨を見つけよう！

異人館からの帰り道、女子好みのかわいいお店を見つけました！坂の上にある小さな手作り雑貨のお店です。編みモノ、織りモノ、小さな版画絵など手仕事のモノ達に出会えます。

神戸はパンの消費量日本一！

皆さん、ご存じでしたか？神戸はパンの消費量日本一なんです。開港以来、居留地となった神戸には多くの外国人が住み、食事としてのパンが浸透してきたそうです。北野異人館街にもホテルラ・スイート神戸の直営店としてホテルメイドのパンを提供している「スイーツ＆ベーカリー　ル・パン神戸北野」など、人気のパン屋さんが並んでいました。

神戸北野美術館など「北野異人館街」エリアには「神戸北野美術館」などもあります。異人館巡りをした後はパンのかぐわしい香りに誘われて、パン屋やスイーツを味わうのも楽しいですね。